石庭の隙間が醸すもの 「龍安寺」 龍安寺は宝徳2年(1450年)、室町幕府の管領であった細川勝元が徳大寺家の山荘を譲り受け寺地とし、その後妙心寺の義天玄承(ぎてんげんしょう)を初代住職としてこの地に迎えたことを始まりとしています。しばらくは妙心寺の禅寺と […]
石に願いを込めて「車折神社」 車折(くるまざき)神社の創始は、文治5年(1189年)に清原頼業(よりなり)が薨去した後、清原家の領地でもあった現在地に廟が設けられたことをその始まりとしています。 創建当初は頼業の法名「宝寿院殿」に因んで […]
玉照姫にあやかり良き縁を願う〜名古屋市南区・笠寺観音 尾張四観音の一つ、笠寺観音(かさでらかんのん)。真言宗智山派の寺院で、正式名は天林山笠覆寺(てんりんさんりゅうふくじ)と言います。尾張四観音とは、名古屋城を中心に尾張地域の四方に位置する「笠寺観音」「甚目寺観音(海部郡甚 […]
新潟屈指のパワースポット「彌彦神社」 新潟県の弥彦村に、「おやひこさま」の愛称で親しまれている神社があります。万葉集で歌われていることから推測して、1300年以上の歴史を有する「彌彦(やひこ)神社」です。越後平野の中央にある霊峰・弥彦山のふもとに鎮座し、杉や […]
禁足地に秘められた神話「石上神宮」 飛鳥から奈良へと通じる日本最古の古道「山の辺の道」の途上に石上神宮(いそのかみじんぐう)は位置しています。小高い布留(ふる)山の麓にあるためか、境内は豊かな自然に覆われ、視界には常緑の木々が美しく、耳にも布留川のせせらぎ […]
神仏が集う関東の展望台「筑波山」 茨城県つくば市にそびえ立つ筑波山は、山そのものが御神体である茨城県を代表するパワースポット。西側にある男体山(標高871m)と東側の女体山(標高877m)、この二つの頂がシンボルになっています。このような二つのピークを持 […]
咲きほこる名勝御室桜「御室仁和寺」 仁和寺(にんなじ)の創始は光孝天皇の勅願で仁和2年(886年)に寺の造営が開始されたのを始まりとしています。しかし翌年、道半ばにして光孝天皇が崩御、次代の宇多天皇がその遺志を引き継ぐと、仁和4年(888年)には早くも造営 […]
豊臣秀吉誕生の地で出世開運!〜名古屋市中村区・豊國神社 尾張三英傑の一人、豊臣秀吉を祭神とする豊國神社(とよくにじんじゃ)。同名あるいは同字(「ほうこく」と読むところもあり)の神社は全国各地に鎮座していますが、名古屋は秀吉の生地に当たるところとして特に知られ、京都市東山区、大 […]
日本最大の禅寺「妙心寺」 御室仁和寺から歩いて10分ほどの地にある妙心寺。その寺地全域とその周辺一帯は古来より「花園」と呼ばれ、その名はかつてこの地に花咲き誇る貴族たちの別荘群があったことに由来しています。 鎌倉時代にあっても花園法 […]
女の幸せ、鏡王女の生涯「談山神社」 談山(たんざん)神社の歴史は古く、その起こりの端緒はおよそ飛鳥時代にまでさかのぼります。時の趨勢は、大和朝廷において軍事部門を掌握していた物部氏、またその物部氏を滅ぼし後には穴穂部皇子(あなほべのみこ)や山背大兄王も討ち […]
高麗犬(こまいぬ)を回して願懸けをする「湊稲荷神社」 1716年の創建とされる新潟市にある湊稲荷神社は、願懸けの手法が珍しいことで知られる神社です。 静かな住宅街にあり木々に囲まれた湊稲荷神社には、鳥居をくぐると左右に一対の「願懸(がんか)け高麗犬(こまいぬ)」があります。 […]
野鳥と都会人のオアシス、東京港野鳥公園 近くにあるといつでも行けると思い、なかなか出掛けられない場所はありませんか? 私にとってはそんなロケーションの東京港野鳥公園を訪ねました。 ここは東京都立の公園で、園内すべてが野鳥の住み家になっています。東 […]
「むすびの神様」と「足の神様」の最強パワー〜愛知県日進市・白山宮 名古屋市の東に隣接する日進市。名鉄「日進」駅からバスで10分ほど北へ向かうと、田畑に囲まれたのどかな風景が広がります。見渡せば、広大な平野の中で孤立したような丘陵が目に留まるでしょう。今回紹介する白山宮(はくさんぐう)は […]
禅寺の最高位「南禅寺」 車南禅寺は正応4年(1291年)に亀山法皇が無関普門禅師(大明国師)を開山に迎えて開創したお寺。しかしその頃は未だ南禅寺との名称は用いられておらず、禅林禅寺との呼び名で通っていました。また禅林禅寺も亀山上皇が正応2年(1 […]
晩秋の川を遡上するサケと出合う~千歳サケのふるさと館 実りの秋、北国の川にはサケたちが帰ってきています。今回は北海道の空の玄関口、千歳市にある日本最大級の淡水魚水族館「千歳サケのふるさと館」を訪ねてきました。 千歳市の西に位置する神秘の湖・支笏湖(しこつこ)。 […]
秋はモミジの永観堂「永観堂(禅林寺)」 永観堂は仁寿3年(853年)、文人歌人である藤原関雄(せきお)の建てた山荘敷地を空海の高弟であった真紹(しんじょう)僧都が購入し、当時住持であった歓心寺からこの地に五智如来を移し本尊としたことに起源を持ちます。真紹が真言 […]