日本への伝来、世界への広がり Q:日本でお茶が飲まれるようになったのはいつ頃ですか? A:最も古い記録は奈良時代で、中国から僧侶が持ち帰ったものが始まりでした。 日本へのお茶の伝来と発展 わが国でお茶に関する最も古い記録は […]
植物としてのチャの樹 Q:お茶は何から採れるのですか? A:チャの樹はツバキ科の常緑樹で、その葉や茎がお茶の原料です。 お茶の原料 私たち日本人が普段からよく飲むお茶といえば煎茶や番茶、紅茶、烏龍茶、プーアール茶な […]
天麩羅 江戸時代、天麩羅は上方と江戸では大きく異なる食べ物でした。上方では魚のすり身をまんじゅう型などにして油で素揚げしたもので、今でいう薩摩揚げでした。他方、江戸ではイカ、エビ、蓮根、イモなどに溶いた小麦粉をから […]
刺身 日本人は世界でも有数の魚食民族です。国土の四方を暖流と寒流が交差する海に囲まれ、昔から魚介類が豊富だったことや、長く獣食を忌み動物性タンパク質を魚介類に求めたことがその背景にあります。 魚の扱 […]
茶碗蒸し 卵は好きですか? 現代の日本人は鶏卵をよく食べているようです。日本卵業協会の2011年の調査データでは、メキシコに次いで日本は世界第二位の年間消費量だそうです。確かに生卵、ゆで卵以外にも、洋菓子やマヨネーズ […]
日本酒(後編) 吟醸酒とは、純米酒や本醸造酒の中で、お米を60%以下に精米して使用し低温でじっくり発酵させるなど、特別に吟味して造ったお酒で、果物を思わせる香り、すっきりした飲み口、のど越しのなめらかさが特徴です。製法によ […]
日本酒(前篇) 「日本書記」には、建速須佐之男命(タケハヤスサノオノミコト)が八岐大蛇(ヤマタノオロチ)を退治する話が登場します。オロチに強い酒を用意してゴクゴクと飲ませて、酔っ払って寝込んだところを、スサノオが剣で斬り刻 […]
鰹節 日本で一番硬い食べ物は何か、と問われると、筆頭に出てきそうなものが鰹節。これより硬い食品はなかなか思い浮かばないのではないでしょうか。日本国内はもとより、世界にもこれほどに硬い食品があるのでしょうか。 &n […]
海苔 四方を海に囲まれた島国日本。その周辺の海には海藻が育つのに適した地形や海流があるため、海藻の豊富さは世界一と言えるほど。当然、日本人の賢いご先祖様たちはその海藻に早くから目をつけて食用、薬用、肥料などと利用 […]
佃煮 今は世界中からやってくる船で混雑する東京湾も、江戸時代は漁業が盛んでした。現在の中央区佃のあたりは江戸前の海で漁業をするには便利な場所でした。この島に暮らす漁師たちが大阪から移り住んで、佃煮を作るようになっ […]
漬け物 日本人は漬け物を大変古い時代から食べてきました。縄文時代には蔬菜の皮を塩漬けしたものが既にあり、平安時代の文献「延喜式」にも春や秋の野菜の漬け物が紹介されています。 このように日本が漬け物の伝 […]
醤油 日本人は中国など海外から伝来したものを、さらに進化させた食品をたくさん産み出してきました。醤油もその代表です。 醤油のルーツは古代中国に伝わる「醤(ジャン)」であると言われています。原料を塩漬 […]
うどん うどんの最初は小麦粉を丸めた団子でした。箸でつまもうとすると、つかみどころがなく混沌としていることから「混沌」と呼ばれました。その後、うどんは食品なので食扁に改められ、さらに温めて食するので「饂飩(うどん) […]
蕎麦 昨年の年の瀬、蕎麦は食べられましたか? 蕎麦は五臓の停滞物を除くとの言い伝えから、旧年の穢れを去るために年越しで食べられてきました。また、引っ越し蕎麦は身体の汚れを落とす意味があるといいます。 […]
納豆 大豆を原料とする日本独特の発酵食品といえば味噌と醤油が代表格ですが、これに次ぐのが納豆です。日本には大きく2つのタイプの納豆があり、その一つは寺納豆と呼ばれる「塩辛納豆」、もう一つは現代の私たちが良く知る、 […]
味噌 日本人と大豆、そこには切っても切れない長くて深い関係があります。 豆類の中でも栽培の歴史が古い大豆を、日本人は太古の昔から食してきました。その証拠には秋田県小森山遺跡、山口県安田岡遺跡、静岡県伊場遺跡などか […]