風雅の極致「銀閣寺(東山慈照寺)」 銀閣寺は室町幕府八代将軍足利義政が文明14年(1482年)、東山の月待山麓に隠居所として山荘(東山殿)を築いたことに始まるとされています。正式名称は東山慈照寺、義政の法号である慈照院にちなんで名づけられました。一般的には […]
1450余年の歴史を誇る天王社の総本社~愛知県津島市・津島神社 京都の八坂神社と並ぶ天王社と言えば、愛知県津島市の津島神社。全国に約3,000ある天王社(津島神社)の総本社でもあります。欽明天皇元年(540年)に鎮座したと伝えられ、古くは津島牛頭天王社(つしまごずてんのうしゃ)と呼ば […]
龍馬とおりょうの絆 「武信稲荷神社」 武信(たけのぶ)稲荷神社は、医療施設である延命院と学問所である勧学院の守護神をお祀りする社として貞観元年(859)、当時右大臣であった藤原良相(ふじわらよしすけ)が手をつくし創設した神社。その良相が長として一族の命名を行 […]
石庭の隙間が醸すもの 「龍安寺」 龍安寺は宝徳2年(1450年)、室町幕府の管領であった細川勝元が徳大寺家の山荘を譲り受け寺地とし、その後妙心寺の義天玄承(ぎてんげんしょう)を初代住職としてこの地に迎えたことを始まりとしています。しばらくは妙心寺の禅寺と […]
石に願いを込めて「車折神社」 車折(くるまざき)神社の創始は、文治5年(1189年)に清原頼業(よりなり)が薨去した後、清原家の領地でもあった現在地に廟が設けられたことをその始まりとしています。 創建当初は頼業の法名「宝寿院殿」に因んで […]
玉照姫にあやかり良き縁を願う〜名古屋市南区・笠寺観音 尾張四観音の一つ、笠寺観音(かさでらかんのん)。真言宗智山派の寺院で、正式名は天林山笠覆寺(てんりんさんりゅうふくじ)と言います。尾張四観音とは、名古屋城を中心に尾張地域の四方に位置する「笠寺観音」「甚目寺観音(海部郡甚 […]
新潟屈指のパワースポット「彌彦神社」 新潟県の弥彦村に、「おやひこさま」の愛称で親しまれている神社があります。万葉集で歌われていることから推測して、1300年以上の歴史を有する「彌彦(やひこ)神社」です。越後平野の中央にある霊峰・弥彦山のふもとに鎮座し、杉や […]
禁足地に秘められた神話「石上神宮」 飛鳥から奈良へと通じる日本最古の古道「山の辺の道」の途上に石上神宮(いそのかみじんぐう)は位置しています。小高い布留(ふる)山の麓にあるためか、境内は豊かな自然に覆われ、視界には常緑の木々が美しく、耳にも布留川のせせらぎ […]
神仏が集う関東の展望台「筑波山」 茨城県つくば市にそびえ立つ筑波山は、山そのものが御神体である茨城県を代表するパワースポット。西側にある男体山(標高871m)と東側の女体山(標高877m)、この二つの頂がシンボルになっています。このような二つのピークを持 […]
咲きほこる名勝御室桜「御室仁和寺」 仁和寺(にんなじ)の創始は光孝天皇の勅願で仁和2年(886年)に寺の造営が開始されたのを始まりとしています。しかし翌年、道半ばにして光孝天皇が崩御、次代の宇多天皇がその遺志を引き継ぐと、仁和4年(888年)には早くも造営 […]
豊臣秀吉誕生の地で出世開運!〜名古屋市中村区・豊國神社 尾張三英傑の一人、豊臣秀吉を祭神とする豊國神社(とよくにじんじゃ)。同名あるいは同字(「ほうこく」と読むところもあり)の神社は全国各地に鎮座していますが、名古屋は秀吉の生地に当たるところとして特に知られ、京都市東山区、大 […]
日本最大の禅寺「妙心寺」 御室仁和寺から歩いて10分ほどの地にある妙心寺。その寺地全域とその周辺一帯は古来より「花園」と呼ばれ、その名はかつてこの地に花咲き誇る貴族たちの別荘群があったことに由来しています。 鎌倉時代にあっても花園法 […]
女の幸せ、鏡王女の生涯「談山神社」 談山(たんざん)神社の歴史は古く、その起こりの端緒はおよそ飛鳥時代にまでさかのぼります。時の趨勢は、大和朝廷において軍事部門を掌握していた物部氏、またその物部氏を滅ぼし後には穴穂部皇子(あなほべのみこ)や山背大兄王も討ち […]
高麗犬(こまいぬ)を回して願懸けをする「湊稲荷神社」 1716年の創建とされる新潟市にある湊稲荷神社は、願懸けの手法が珍しいことで知られる神社です。 静かな住宅街にあり木々に囲まれた湊稲荷神社には、鳥居をくぐると左右に一対の「願懸(がんか)け高麗犬(こまいぬ)」があります。 […]
「むすびの神様」と「足の神様」の最強パワー〜愛知県日進市・白山宮 名古屋市の東に隣接する日進市。名鉄「日進」駅からバスで10分ほど北へ向かうと、田畑に囲まれたのどかな風景が広がります。見渡せば、広大な平野の中で孤立したような丘陵が目に留まるでしょう。今回紹介する白山宮(はくさんぐう)は […]
禅寺の最高位「南禅寺」 車南禅寺は正応4年(1291年)に亀山法皇が無関普門禅師(大明国師)を開山に迎えて開創したお寺。しかしその頃は未だ南禅寺との名称は用いられておらず、禅林禅寺との呼び名で通っていました。また禅林禅寺も亀山上皇が正応2年(1 […]