花の御寺「長谷寺」 長谷寺では2月8日から7日間にわたって催される修二会の法要の締めくくりに「だだおし」と称する行事が執り行われます。これは太鼓や法螺貝の激しい音が響く中、棍棒を手に廻廊を暴れ回る三匹の鬼を僧侶の加持祈祷や男衆の巨大な松明に […]
新潟県魚沼市の秘湯・栃尾又温泉で、夫婦円満&子宝祈願 新潟県魚沼市の山あいにあり、およそ1200年前に開湯されたと伝えられる秘湯・栃尾又(とちおまた)温泉。35~37度で湧出したラジウム温泉を加温せずそのままかけ流し、そのぬるい温泉に1~3時間“長湯”するのが昔からの入浴法 […]
京都五山の第一位 「天龍寺」 天龍寺の創建は暦応2年(1339)、後嵯峨天皇とその皇子亀山天皇の建てた離宮「亀山殿」を足利尊氏が後醍醐天皇の菩提を弔うために寺へと改めたことに始まるとされています。 ちなみに「亀山」とは天龍寺の西に聳える「小倉山」のこ […]
北の総鎮守~北海道神宮 北海道の開拓・経営を行うために明治2年(1869年)、開拓使が札幌に置かれ、同年8月15日に北の大地は蝦夷地から北海道と改称されました。 同じ年の9月1日、東京では明治天皇の詔(みことのり)により、開拓発展 […]
紅葉の宴~谷に架かる三名橋からの眺め~「東福寺」 元々東福寺の境内地には法性寺という藤原氏の氏寺がありました。延長2年(924)に藤原忠平によって建てられたお寺ですが、鎌倉中期に至るおよそ300年余りの間に、この地には藤原家やその本宗である九条家によって次々と壮大なお堂 […]
恋の霊水「古井の水」で縁結びや長寿を願う〜名古屋市・高牟神社 名古屋市千種区に鎮座する高牟神社(たかむじんじゃ)は、平安時代の法令集『延喜式』にも記載されている由緒ある古社です。御祭神は高皇産霊神(たかむすびのかみ)と神皇産霊神(かみむすびのかみ)の二柱(二神)で、陰陽両面をあらわ […]
禅と茶 栄西の残した功績「建仁寺」 建仁寺は建仁2年(1202)に鎌倉幕府の二代目将軍源頼家が寺域を寄進し栄西を開山として建立されたお寺、山号を東山(とうざん)とし、京都五山では第三位に格付けされる京都最古の禅寺と言われています。もっとも当初は天、真、禅の […]
「金刀比羅神社」の狛犬と「開運稲荷神社」の狐に願懸け参り 新潟市には、以前紹介した高麗犬(こまいぬ)を回して願懸けをする「湊稲荷神社」のほかにも、願懸けの手法がちょっと変わっていることで知られる神社があります。今回は歩いて回れる神社を2社紹介します。 1社目は、香 […]
えびす様と福むすめの微笑み「今宮戎神社」 今宮戎神社の創建は推古天皇8年(600)に聖徳太子が四天王寺建立に当たり西方の守護神として祀ったことを始まりとしています。その祭神は、天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)、事代主命(ことしろぬしのみこと)、外三神の5柱。 […]
円空仏も堪能できる 前田利家ゆかりの寺〜名古屋市・荒子観音寺 名古屋市中川区にある荒子観音寺(浄海山円龍院観音寺)は天台宗のお寺で、尾張四観音の一つとして知られています。尾張四観音とは甚目寺観音(あま市)、竜泉寺観音(名古屋市守山区)、笠寺観音(名古屋市南区)、そして荒子観音の四寺 […]
末法の世界の救世主「平等院」 幾つかの山に囲まれ、宇治の清流が貫流するこの地は平安初期にあって風光明媚な場所として知られ、源氏物語の舞台になったことからも早くから貴族たちの別荘が多く営まれていました。そのうちの一つ、光源氏のモデルとして名高い源融(み […]
尾張徳川家ゆかりの日本庭園で金運アップ〜名古屋市・徳川園 新しい年を迎えて間もないこの時期、「今年こそ願いを叶えたい」「運気を上げたい」と考えている人は多いことでしょう。このタイミングでパワースポットを訪れるのも、より効果的で良いかもしれませんね。寺社以外にも、新春にふさわしい […]
炎熱に消えた高塔「相国寺」 相国寺の創建は、永徳2年(1382)に室町幕府3代将軍足利義満が花の御所の隣接地にかねてより思い描いていた一大禅宗伽藍を建立することを発願したことに始まるとされています。その本尊は釈迦如来で開山は無窓疎石、その弟子である […]
縁結びのお守りに恋の成就を願う「生田神社」 車の往来激しく、ビルや商店の隙間を縫うように絶えぬ人群れの交錯しゆく神戸の地、 そのもっともにぎやかである所の三宮駅前ターミナルから北へ数分歩くと、繁華街の喧噪の最中にあって一種独特な気配を醸す巨大な鳥居が突如として現れ […]
日本人なら一度は行きたい「伊勢神宮」 三重県伊勢市に鎮座し“お伊勢さん”の名で親しまれる伊勢神宮は日本の守護神です。日本国内には8万を超える神社がありますが、そのほとんどを統括する神社本庁が本宗(ほんそう)と仰ぐ伊勢の神宮です。 正式名称は「神 […]
女人高野に建つ我が国最小の五重塔「室生寺」 続日本紀によれば室生寺の創建は宝亀年間(770~80)、後の桓武天皇である山部親王(やまのべしんのう)の病気平癒のために浄行僧5人が室生龍穴において延寿の法を修し、それによって山部親王の病が回復したために、浄行僧最高責任 […]