南国のパワースポット!砂州を歩いて渡る無人島・知林ヶ島

対岸にそびえる魚見岳から、知林ヶ島が一望できます

 

パワースポットというと、神社が真っ先に思い浮かびますよね。美肌茶房でもこれまでに取り上げてきたのは神社ばかりですが、神社以外のパワースポットもあるんですよ♪今回は、とーっても珍しいパワースポットをご紹介します!
そこは、砂蒸し風呂で有名な鹿児島県の指宿(いぶすき)市にある無人島、「知林ヶ島(ちりんがしま)」です。

 

知林ヶ島は、3月から10月にかけて大潮や中潮の干潮時に砂州(さす・砂の道)が出現して、田良岬からなんと歩いて渡ることができるのです!離れているものが繋がるということから“架け橋”“縁”“きずな”に例えられ、“縁結びの島”として、夫婦やカップル、家族で渡ると、その後の幸せが約束されると言われています。

 

知林ヶ島は鹿児島湾の入り口に位置していて、東シナ海から鹿児島湾内に入ってくる温暖な黒潮の流れと、鹿児島湾内を流れて東シナ海に向かうやや冷たい流れのちょうど境目にあります。そのため海流がぶつかりあい、砂れきが海流の境目にたい積することで、知林ヶ島と田良岬の間に、砂州が形成されると考えられています。

 

知林ヶ島には3月から10月の大潮や中潮の干潮時にいつでも歩いて渡れるのではなく、出現時間は最長約4時間で、2時間以上出現する日は、市の統計によると年間でわずか86日ほど。
砂州情報が掲載されているオフィシャルサイトで、渡れる日と完全に陸続きになる時間帯予測をチェックしてから、知林ヶ島に行ってきました!まずは砂州で陸続きになっているのを実感するために全景を見たくて、薩摩半島側にそびえる魚見岳に登り、海に浮かぶ神秘的な知林ヶ島を確認♪
知林ヶ島にまっすぐ、すーっと伸びる砂の道。初めて見るその光景に「うわぁ!」と無意識に声が出てしまいます。
きっとここに来た10人に1人くらいは、祈りで海を割り、道をつくったモーゼの奇跡“ごっこ”をしてるに違いないっ!と思うほど、見事に海の上に道ができています。

 

魚見岳から知林ヶ島を一望したら、砂州が消えないうちに急いで知林ヶ島へ。
砂州の入り口にビーチパラソルが立っていて、全員そこにいるおじさんに呼び止められます。「説明を聞いてから渡ってくださいね」と言われ、砂州は全長およそ800mで大人の足で片道20分ほどかかるので、砂州が消える予測時間から逆算して、「15時までには知林ヶ島を出て帰ってきてください」と釘をさされます。(日によって潮の状況が異なるので、時間も日々違います)

 

「わかりました!行ってきます♪」とおじさんに手を振って、出発です!
800mならゆっくり行っても20分もかからないでしょ、と思っていたら、歩きだしてすぐに足腰が重くなり、場所によっては足が沈んでしまいます。映画やドラマでよくスポーツ選手が砂浜を走っている姿を思い出しました。足場の悪い砂の上を歩くのは、ちょっとしたトレーニングです。砂州にはキレイな貝殻もたくさんあって、ブラブラ歩いていくと結局20分以上かかりました。

 

夏の海によくある出店などは何もなく、自然景観が保たれています

 

よく来ていて慣れているのか、砂地なのに人も犬も足取り軽く、どんどん進んでいきます。すごい!

 

知林ヶ島に上陸したら、そこにも入り口で見たビーチパラソルがあり、ガイドのおじさんが迎えてくれました。到着したのは14時30分。島内を散策するのに1時間半ほどかかるそうですが、南展望台には往復30分で行けると聞いて、休む間もなく駆け足で南展望台を目指します!
整備されていて思ったより歩きやすいものの、かなりの急こう配で、砂州を渡ってきたばかりの身体には堪えること。
途中すれ違った、長ズボン、長手袋、帽子、首にタオルを巻いて日焼け対策バッチリの元気なおばさま達に「がんばって!もう少しよ」と励まされながら、汗だくで辿り着いた南展望台は、爽やかな潮風が吹き抜ける絶好の休憩場所。2010年に設置されたばかりの鐘を鳴らすと、なんとも言えない達成感が得られました♪

 

南展望台の鐘。知林ヶ島なだけに、ちりんちりん♪と鳴るかと思ったら、普通のガランガランだったのがちょっと残念でした

 

のんびり潮風に吹かれている時間もなく、慌ただしく南展望台を離れて下りると15時ちょうど。ふたたび砂州を渡って知林ヶ島を後にしました。

 

平均して1日に200名ほどが知林ヶ島に渡るそうですが、この日見かけたのは親子連れやカップル、女の子同士、男性1人、女性1人など様々。皆さんがどんな想いを胸に知林ヶ島に渡るのかはわかりませんが、戻ってきたときの顔は皆スッキリと晴れやか♪ 長い砂州を往復した連帯感からか、なんとなく親近感を覚えます♪

 

南展望台で鐘を鳴らす時に、美肌茶房読者の皆さまの良縁祈願をしましたが、「オモシロそう!」と思われた方は、ぜひ自身の足で砂州を体験して、鐘を鳴らしてきてくださいね♪
神秘的な砂州と手つかずの自然に囲まれて、やり遂げた後の達成感と爽快感から、ムクムクと内なるパワーが込み上げてくるのを実感できますよ。

 

アクセス

鹿児島県指宿市
JR「指宿駅」からタクシーで約15分、または
鹿児島交通バス池田湖~エコキャンプ場線エコキャンプ場で下車、徒歩15分
詳しくは下記オフィシャルサイトをご参照ください。
http://www.city.ibusuki.lg.jp/chirin/main.htm