深川八幡祭の本祭りが今年いよいよ行われる「富岡八幡宮」

今回ご紹介しますパワースポットは、寛永4(1627)年に創建され、「深川の八幡様」「江戸最大の八幡様」と呼ばれて親しまれている、東京・江東区にある富岡八幡宮です。

 

永代通りに面した大鳥居をくぐって進んで行くと、左手に、今にも動き出しそうな男性の銅像が見えてきます。江戸時代の測量家・伊能忠敬(いのうただたか)の像です。当時この界隈に住んでいた伊能忠敬は、測量旅行に出る際には必ず富岡八幡宮を参拝していたそうです。50歳を過ぎてから17年かけて日本全国を測量した、伊能忠敬の固い信念と頑健にあやかるため、まずはここをお参りしましょう。

 

永代通りに面した大鳥居

 

今にも歩き出しそうな伊能忠敬像

 

富岡八幡宮は、江戸勧進相撲発祥の地としても有名です。貞享元年(1684年)から約100年にわたって本場所が境内で行われ、定期興行制や番付制も確立されるなど、基礎はここで築かれ、現在の大相撲へと繋がっているのです。
大鳥居をくぐって右手には、歴代の大関を顕彰するために建立された 「大関力士碑」があり、本殿の右手奥には「横綱力士碑」もあります。歴代の横綱を顕彰するもので、初代横綱・明石志賀之助から69代横綱・白鵬関までの四股名が刻まれています。新横綱が誕生した時には、相撲協会の立会いのもと刻名式が行われ、新横綱の土俵入りが奉納されます。相撲ファンなら一度は訪れたい相撲の名所。必勝祈願にもご利益がありそうです。

 

大鳥居をくぐってすぐ右手にある「大関力士碑」

 

横綱を顕彰する石碑は、高さ3.5メートル、幅3メートル、重量20トンもあります。

 

観光に来られていたおばさまが、「巨人力士手形碑」に手を置いて大きさを比べていました

 

本殿の右手奥にある「横綱力士碑」

 

広々として気持ちの良い参道を進んで行くと、本殿です。参拝してふと右手を見ると、立て看板が!そこには「福縁銀杏御守」と「えんむすび守」が掲示されています。看板に記されている説明によると、戦災や震災にも倒れることなく耐えた、本殿裏にある生命力の強い御神木の雌木と雄木の結晶である銀杏にちなんで、福縁(神縁)を祈願したお守りだそうです。
ほかではまず見かけることのない、完全にお守りをアピールするための看板。ここまでするくらいですから、よほどの物なのでしょうね。

 

日本一の黄金大神輿が納められている神輿庫

 

さて、富岡八幡宮にはさらに見どころがあります。境内に神輿(みこし)庫があるのです。赤坂の日枝神社の「山王祭」、神田明神の「神田祭」と並んで“江戸三大祭”の一つに数えられている「深川八幡祭」が富岡八幡宮では行われ、その祭りに深く関わる神輿が納められています。
元禄時代、豪商・紀伊国屋文左衛門(きのくにやぶんざえもん)が、富岡八幡宮に総金張りの宮神輿を3基も奉納しましたが、関東大震災によって焼失。時を経て、平成3(1991)年に日本一の黄金大神輿が奉納され宮神輿が復活しました。この黄金大神輿を、ガラス越しですが見ることができるのです。黄金だけでなく、各所にダイヤモンドやルビーが配されたこの神輿は重さが4.5トンもあり、3年に1度の本祭りでその雄姿を街中で見ることができます。

 

昨年震災のために延期された本祭りが、今年いよいよ8月11~12日に行われ、大小あわせて約120基の町神輿が担がれます。真夏に祭りが行われることから、沿道の観衆から担ぎ手に清めの水が勢いよく掛けられるので、別名「水掛け祭」とも言われています。「ワッショイ、ワッショイ」の掛け声とともに、担ぎ手と観衆が一体になれる江戸の伝統の祭りにぜひ出掛けてみてください。

 

深川八幡祭のほか、境内では毎月、骨董市やフリーマーケットが行われ、いつもは静かな境内が賑わいを見せます。月次祭の当日の縁日には最寄り駅の門前仲町の周辺に露店が並ぶなど、参拝以外にも楽しめる要素がたくさんある富岡八幡宮。訪れる際は、ぜひホームページで催しをチェックしてくださいね。

 

広い境内では骨董市やフリーマーケットも頻繁に行われます

 

ここまでアピールされると、とっても気になる銀杏のお守りは社務所でいただけます

 

アクセス

東京都江東区富岡1-20-3
TEL 03-3642-1315
地下鉄東西線「門前仲町駅」より徒歩3分、地下鉄大江戸線「門前仲町駅」より徒歩6分
詳しくは下記オフィシャルサイトをご覧ください。
http://www.tomiokahachimangu.or.jp/