日本橋が、きものファッションショーの舞台に

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「TOKYO KIMONO WEEK 2012~きもの・和・日本橋~」が、東京都中央区の日本橋界隈で10月9~23日に開催されました。きもの文化を発信し、街ににぎわいをもたらすことを目的に開催されたイベントで、今年で6回目を迎えます。
暑い夏も過ぎ去り涼しくなった10月は、袷のきものへ衣替えし、きものを着るには最適なシーズンのはじまり。きものを着ている人が飲食店や美術館などでさまざまなサービスを受けられる「きものパスポート」の発行や、着付けやコーディネートに関する講座の開講など、KIMONO WEEK期間中はきものにまつわるイベントが数多く行われました。

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日本橋をランウェイに見立てた、初のきものファッションショー

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その中でも今回最大のイベントは、日本橋の上で行われたきもののファッションショー「日本橋ランウェイ」でした。
開催日の10月21日は、屋外の橋の上での開催という珍しいファッションショーをひとめ見ようと、周辺には大勢の人がつめかけました。カメラを手に待ち構えていると、華やかなきものに身を包んだモデルが次々と登場。新作の振袖や訪問着、小紋、紬を着た50人のモデルを見ながら、観客はきものの色や柄、帯結び、ヘアースタイルについてお喋りをしたり、ときには拍手も送りながら、和やかにショーの観覧を楽しんでいました。

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女性モデルが優雅にランウェイを歩く姿はもちろん艶やかでステキでしたが、ファッションショーでいちばん盛り上がりをみせたのは、人気男性ブランド・JOSEPH HOMMEのメンズモデルが登場したときだったかもしれません。身長180cm以上のスラリとしたイケメンモデルたちが颯爽と現れたときには、観覧している女性陣からため息がもれていました。確実に!
そして、彼らはきもの姿の女性をエスコート。腕を組んで歩くカップルの美しい姿に見とれて、肝心のきものを見ている人は少ないのでは?!と思うほどの静かな熱気を、女性陣からヒシヒシと感じました。

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観客が羨ましそうに見ていた?!男性モデルのエスコート

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艶やかなきもの姿は、まるで日本橋に花が咲いたみたい

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ファッションショーの後に、モデルは日本橋の街の回遊へ。そしてメインの中央通りでは、「第40回日本橋・京橋まつり 大江戸活粋パレード」も開催されました。阿波踊りや仙台すずめ踊り、相馬騎馬武者行列など日本全国から集まった伝統的な祭りや踊りが披露され、一気に活気が増してにぎやかなおまつりムードに。
続いて、モデルが再び橋の上に戻ってきて、「きもの大集合写真」の撮影。ロンドン五輪のメダリストや午前中に選出された東京きものの女王、きもの姿の一般の人々も加わっての大集合写真は、日常では考えられない数のきもの姿の人が集まり、洋服を着ている者の方が圧倒される状況でした。

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伝統的な踊りが披露された「大江戸活粋パレード」

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五街道の起点である日本橋で、各地のおいしい名産品の屋台が集結した「諸国往来市」

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これぞ江戸の伝統芸!「梯子乗り」も行われました

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最後は、日本橋の上で「きもの大集合写真」を撮影

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きものを着ている人は皆、男性も女性も背筋がピンと伸びていて、その上どこか誇らしげ。うつむき加減の人なんて一人もいません。きものが、着る人に自信をもたらしているかのようです。
きものを着るのは、なにも特別なときでなくてもいいのです。次の休みは、是非ともきものを着て、きものの似合う街・日本橋へ出かけませんか。きものを持っていない、自分で着られない人は今シーズン、きものデビューしませんか。今はじめれば、きっとこの先のあなたの生活が変わります。