若宮15社を巡る「春日大社」 奈良公園の広大な敷地に参道が伸びているためか、陽を受けて艶めく緑の木々からゆったりとした足取りで鹿が道を横切って行きます。その往来に多くの参詣者は足を止め、シャッターを切り、その毛並を撫でつつ煎餅をその口元へ持っていく微 […]
本尊を守護する12の神将「新薬師寺」 新薬師寺は天平19年(747年)3月、光明皇后が聖武天皇の病気平癒を祈願して建立したことをその創始としています。新薬師寺と聞けば、即座に西ノ京にある薬師寺との類似について思いが向かうかもしれませんが本尊の薬師如来を祀る以 […]
日本最古の神社「大神神社」 高さ467メートル、周囲16キロメートル、面積およそ350ヘクタールにもわたる三輪山をご神体とする大神神社。その創始は神代の頃、ともに国造りを行っていた少彦名神 (すくなひこなのかみ)を失ったのち、一人ではこの国を治める […]
魅了する美しさ「金閣寺(鹿苑寺)」 金閣寺は鎌倉時代の公卿、西園寺公経(きんつね)が建てた別荘を応永4年(1397年)に室町幕府三代将軍の足利義満が譲り受けた後、壮大な北山殿をこの地に造ったことに始まるとされています。正式名称は鹿苑寺(ろくおんじ)で、義満 […]
風雅の極致「銀閣寺(東山慈照寺)」 銀閣寺は室町幕府八代将軍足利義政が文明14年(1482年)、東山の月待山麓に隠居所として山荘(東山殿)を築いたことに始まるとされています。正式名称は東山慈照寺、義政の法号である慈照院にちなんで名づけられました。一般的には […]
1450余年の歴史を誇る天王社の総本社~愛知県津島市・津島神社 京都の八坂神社と並ぶ天王社と言えば、愛知県津島市の津島神社。全国に約3,000ある天王社(津島神社)の総本社でもあります。欽明天皇元年(540年)に鎮座したと伝えられ、古くは津島牛頭天王社(つしまごずてんのうしゃ)と呼ば […]
龍馬とおりょうの絆 「武信稲荷神社」 武信(たけのぶ)稲荷神社は、医療施設である延命院と学問所である勧学院の守護神をお祀りする社として貞観元年(859)、当時右大臣であった藤原良相(ふじわらよしすけ)が手をつくし創設した神社。その良相が長として一族の命名を行 […]
羊蹄山の伏流水が湧き出る北海道・京極町のふきだし公園 8月初旬に訪れた北海道はとても爽やかでした。最高気温が25度を超えてくると札幌の道産子たちは「暑くて死にそう」などと弱音を吐いて元気がなくなりますが、暑いのは昼間の2時間程度。東京に比べると湿度が低く乾燥しているので、札 […]
石庭の隙間が醸すもの 「龍安寺」 龍安寺は宝徳2年(1450年)、室町幕府の管領であった細川勝元が徳大寺家の山荘を譲り受け寺地とし、その後妙心寺の義天玄承(ぎてんげんしょう)を初代住職としてこの地に迎えたことを始まりとしています。しばらくは妙心寺の禅寺と […]
石に願いを込めて「車折神社」 車折(くるまざき)神社の創始は、文治5年(1189年)に清原頼業(よりなり)が薨去した後、清原家の領地でもあった現在地に廟が設けられたことをその始まりとしています。 創建当初は頼業の法名「宝寿院殿」に因んで […]