街を見晴らし、恋を願う「神戸北野天満神社」

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北野坂を上り切った高台にある、神戸北野天満神社

 

北野の山裾に広がる異人館街。神戸の風景を港まで見張らせる観光名所です。北野という町の始まりは、平清盛が京都から神戸に都を移した1180年の福原遷都にさかのぼります。京都の北野天満宮を勧請し、神戸北野天満神社を新しい都の守り神としました。そのころから、周辺が「北野」と呼ばれるようになったといわれています。以来、北野天満神社は、貿易で栄え、国際色豊かに発展してきた神戸の歴史を見守ってきました。

 

北野天満神社は、菅原道真公を祀る学問の神様として知られます。また、恋愛成就のパワースポットでもあり、毎日多くの女性が訪れます。手水所にある銅像の鯉。この鯉に水をかけて祈願することが、「恋にかける」という信仰を集め、恋愛が成就するといわれています。「水かけみくじ」は、手水の水に浸している間だけ文字が浮かびあがり、神聖な気持ちで運勢を占うことができます。

 

恋愛のパワースポットとして知られる水かけ祈願「叶い鯉」

 

水に浸している間だけ現れる文字。言葉を心にしっかりと刻みます

 

願掛け所は、恋愛や学業の願いが書かれた絵馬で埋め尽くされています。中には、他国の文字で書かれた絵馬も見受けられます。当たり前のことですが、願いが成就したら報告にも忘れずに来たいものです。
「晴れやかな気持ちで、また報告に来られますように」。神戸の美しい景色を眺めながら、そう願いを込めます。

 

神戸の街を見晴らせる願掛け所

 

ハート型がかわいい絵馬。祈願したら、報告も忘れないように

 

菅原道真公が祀られている、約260年前に造営された本殿

 

菅原道真公の思し召しを受けていた「御神牛」

 

隣は風見鶏の館。港までを望む北野天満神社からの眺め

 

異人館街にあるアンティークの椅子、庭園のブロンズ像など、周辺のパワースポットと共にめぐる観光コースが、近年女性に人気だそうです。とくに、北野天満神社は平清盛ゆかりの地としても観光客が絶えません。

 

古くに異国からの移住者を受け入れ、今、多くの観光客でにぎわう北野の町の守り神。多様な願いを受け止めてきた懐の深さを思い、自身の成長の糧にしたいという気持ちになりました。

 

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アクセス

神戸北野天満神社
兵庫県神戸市中央区北野町3-12
TEL 078-221-2139
各線三宮駅より徒歩約20分
新幹線・地下鉄新神戸駅より徒歩約15分
http://www.kobe-kitano.net/
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